女性版EDのFSDの症状

EDと言えば、日本では勃起不全の事をあらわしており、主に男性が発症すると思われています。
もちろん言葉の通り、勃起不全という意味合いであれば男性にしかなりませんが、広い意味で言えば、セックスに満足ができない状態と捉えられる場合も少なくありません。
このセックスに満足ができない状態という意味のEDであれば、女性もEDになる可能性があるという事になります。
EDを勃起不全と捉えるならば女性版EDはありませんが、セックスで満足できない事を考えると女性版EDは決して珍しい事ではありません。
日本は、先進国の中で最も夫婦間のセックスレスの割合が大きい国であるというデータが出ています。
女性でもセックスへの関心やセックスに対して何も感じない人もいますので、性器が濡れない等の理由から挿入する事が難しいなど、セックスが満足にできない状態が起こる事があります。
このような状態にある女性は、女性版EDであると言え、女性版EDはFSDと呼ばれています。FSDはFemale Sexual Dysfunctionの略です。
FSDと診断されるポイントは主に5つあり、セックスへの関心や興奮障害、オルガズム障害、性器や骨盤痛による挿入障害、薬剤誘発性性機能障害、その他になります。
セックスへの関心が薄く、興奮しづらい人の割合はFEDの悩みの女性の約3割を占めていると言われており、更にオルガズム障害は約15%、セックスに伴う痛みなど15%にのぼると言われています。
FSDという言葉自体があまり世の中に浸透していませんので、あまり身近に感じる事はないかもしれませんが、女性が生涯でFSDになる割合は実は3割から5割にのぼると言われています。
このようなデータが出ている事を考えると決して日本のセックスレスの原因が日本の成人男性の3人に1人がなるEDだけではなく、FSDもその要因になっており、その相互要因を解消する事が大切であると言えます。

FSDの治療法はカウンセリングなどの精神療法が中心

FSDの特徴として、まず性欲が低下し、セックスをしても興奮できない状態が起こります。パートナーへの愛情不足やそもそも男として見ることができないなど生活上のストレス、精神的苦痛、トラウマなど心労が原因になります。さらにオルガズム障害では刺激を受けて興奮する事はあっても、オルガズムを感じない状態が起こります。これは、パートナーの知識や技術不足などが原因になる事が多いです。
挿入障害なども起こりえます。これは、膣や骨盤の痛み、更に性器が濡れない事や弾力性がない事によって挿入時に痛みを感じてしまいます。これは、骨盤や膣の周辺を手術した経験がある場合に起こることもあります。
濡れない原因として、トラウマなどの心理的な問題やそもそもセックスへの嫌悪感などが原因となります。
FSDの悩みの改善方法としてまず大切なのはパートナーとのコミュニケーションや思いやりを持つことです。そもそも興味のない人とのセックスに興奮を得ることなど不可能と言えます。
義務感や申し訳なさなどでセックスをしても苦手意識がつのるばかりです。その為、まずはパートナーとの関係を見直しながら、コミュニケーションを多くとるようにしたり、思いやりを持つようにしてみるべきです。
FSDの治療法の中心は精神療法です。治療薬などを使用する方法も少なからずありますが、精神療法やカウンセリングが一番の有効手段と言えます。
スローセックスなど挿入を前提としないセックスなどから始め、徐々に取り組める事を多くして、克服を目指します。
自己治療や改善を試みた上でそれでも変化がなければ専門医に相談をして、精神療法やカウンセリング、治療薬の使用などを考えてみるのも決して悪い改善策ではありません。